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ラミクタールを発達障害の小児に使う場合の注意点

発達障害は、 脳機能障害の一種とされています。
特徴として、人とうまくコミュニケーションが取れず、社会生活を送ることが難しいことがあります。
基本的に発達障害は薬物療法で治るものではありません。
しかしながら、症状によっては、発達障害の患者さんに薬を処方することもあります。

その際、使用される薬の一つがラミクタール(一般名:ラモトリギン)です。
ラミクタールは主にてんかんや双極性障害(躁うつ病)の治療に使われるお薬です。
ラミクタールには、てんかん発作や抗うつ作用など、症状を穏やかにする効果があり、患者さんとの相性がよければ、気分の変動によく効きます。
また、広汎性発達障害の患者さんにも改善が期待できます(ストレス性の症状を和らげるなど)。
臨床現場では、発達障害に見られる精神症状にも効果があると言われています。
ただし、RCT(ランダム化比較試験)では、発達障害に対するラミクタールの効果を科学的に証明するデータは出ていません。

ラミクタールを使用する際には、副作用に注意しなければいけません。
場合によっては重篤な皮膚障害が生じることもあり、視力低下や失明、命にかかわることもあります。
成人に比べて小児の方がラミクタールの皮膚障害が生じるケースが多いという報告もあります。
そのため、小児がラミクタールを服用する場合には、さらなる注意が必要です。

薬の服用を少量から開始することはもちろん、常に異常がないか観察しなければいけません。
注意喚起をくり返すことで、患者さん(小児の場合はその保護者)が何でもない症状に対しても過敏に反応してしまうことがありますが、注意し過ぎて困ることはありません。
正しい知識を共有して、慎重に治療を進めていくことが大切です。
発疹や副作用と考えられる症状が出たときには、すぐに主治医や薬剤師に相談しましょう。